パーマ後数日シャンプー出来ない理由

最近ではあまり聞かなくなったと思いますがパーマをかけた後、数日は髪を洗わないでください。

ひと昔前迄は美容室でパーマをかけると必ず美容師さんに言われた事なんです。

最近ではひと昔前と比べパーマ剤の強さが比較的マイルドになったようです。ですからひと昔前よりはパーマ後にシャンプーを行なっても髪への悪影響は少なくなりました。

実は髪への悪影響が少なくなっても少なくなっただけで決っして0ではないのです。

ですからより安全に髪の事を考えるなら数日の間、シャンプーをしない事をお勧めします。

では髪にどのような悪影響を及ぼすのでしょうか。実はパーマをかけた後も特に48時間くらいは髪が空気の力を利用してパーマ剤でアルカリ性に片寄った髪を弱酸性に戻している途中なんです。

髪がまだアルカリ性に近い状況では髪の表面のキューティクルに隙間が開いている状態になります。しっかりと弱酸性に戻る事でキューティクルの隙間が閉じるのです。

この弱酸性に戻るまでの時間が約48時間といわれ2日間になります。この間にシャンプーを行う事はシャンプー剤が髪の隙間から髪に必要な髪の栄養のアミノ酸を髪から奪う可能性が高いのです。

ですからこの48時間シャンプーを避ける必要があるのです。また完全にパーマの作用が終わるには1週間程かかると言われています。

この間も髪からアミノ酸の流出が起こる可能性が高いので出来れば髪に必要なアミノ酸を沢山含むトリートメントなどをホームケアで行う必要があります。

このように現在ではパーマの薬剤は進化したと言われますが2日間はシャンプーを行わない方が安全と言えるのです。

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